試作モデルとは普段の生活の中ではなかなかふれることが少ないと思いますが、私たちの身の回りにある工業製品の多くは開発の時点でモデルを作り、検討を繰り返すことで実際の製品となって世の中に出て行きます。

試作モデルと一言で言ってもその種類は様々で強度や耐熱などの試験をする機構モックからデザイナーが形状確認に使うデザインモックなどがあります。

デザインモックでは開発が進んでいくに従いウレタン発砲を使用したファーストモックから実際の製品と遜色ないほどに作りこまれたファイナルモックまで存在します。

モデルの主な作り方は樹脂切削、注型、3Dプリンタなど形状や材料によって様々です。

樹脂切削にしても3Dプリンタにしても今ではCADで3Dデータを作成し、その3Dデータをもとにすべての作業が進んでいきます。

樹脂切削は3DデータをもとにNC加工機で材料を削りだしていく方法で精度の高い品物ができます。

注型はゴム型を使い樹脂を流し込んで複製する方法で小ロットの製品作成に向いています。

3Dプリンタでの作成は切削加工では削りだせないような、いりくんだ形状のものでも作成が可能です。